お口の健康コラム/vol.5幼児期の口腔機能発育について②
「診療所に関わる全ての人々の健康と幸せを保つこと」を理念に予防から治療まで将来を見据えた歯科治療を行う「湘南鎌倉歯科・矯正歯科」による健康コラム。第5回は歯科技工士の千原さんが担当します。

「湘南鎌倉歯科・矯正歯科で歯科技工士をしております、千原と申します。私の作成したものが患者さまの一助となれば幸いです」
当院では、乳児嚥下(えんげ)の残存や口腔習癖を早期に発見し、舌や口唇などの筋肉の正しい使い方を身につける筋機能療法(MFT)を実施しています。しかし、正しい舌の位置をわかりやすく習得することは難しく課題でした。そこで、舌を置くべき場所(スポット)を意識させる工夫を取り入れた装置を開発しました。
この装置は院内歯科技工士と連携し、患者さま一人ひとりの口腔内に合わせてカスタムメイドで製作しています。技工士の専門技術により、装着感や安全性にも配慮された効果的なトレーニングが可能です。
実際の臨床では舌の挙上や鼻呼吸への意識づけがスムーズになり、MFT初期段階での指導効果が向上しました。保護者からは「家庭でも取り組みやすい」「子どもが楽しんで使っている」といった声が寄せられ、継続の意欲にもつながっています。
今後もより良い支援体制の構築を目指してまいります。
次回は、口腔機能発達不全症を早期に発見するためのチェック方法や注意すべきサインをご紹介します。

●診療所の2階の改装が完了しました
診療所の2階の改装が完了し、メインテナンスコーナーが増えました。明るい雰囲気の2階でも皆さまのお口の健康をサポートしていきます!


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公開日2025/06/26