お口の健康コラム/vol.8幼児期の口腔機能発育について⑤
「診療所に関わる全ての人々の健康と幸せを保つこと」を理念に予防から治療まで将来を見据えた歯科治療を行う「湘南鎌倉歯科・矯正歯科」による健康コラム。第8回は歯科医師の千原晃先生が担当します。

秋は食欲の季節。旬の食材をしっかり噛んで味わうことは体にもお口にも大切です。実りの秋を健やかなお口で楽しみましょう!
前回お話した小帯(しょうたい)※ですが、上唇や舌の小帯の位置が「唇の機能(食べ物をとらえる)」や「舌の機能(食べ物を上あごで押しつぶす)」に影響を及ぼすことがあります。近年ストローやペットボトルで飲む頻度が増え、コップの縁を上唇で捉える(上唇を下げる)ことができず、コップを傾けずに「顔を傾けて」飲む子をよく見かけます。
私自身舌小帯が短く、いつも「滑舌が悪い」「早口だ」と言われ続けました。電話で自分の名前を伝えると「キハラさん?タチハラさん?」「いえチハラです」となることも多々…。研修医の時に口腔外科の先生から「君は舌小帯が短いんだよ」と言われるまで自分では気がつきませんでした…。私の舌小帯切除手術は筋層までの切開となり、術後は痛みが強くてトレーニングどころではなかったのを記憶しています。
小帯の位置や舌の機能は成長期に変化していきます。どうか「毎日が成長でありトレーニングの機会」と思って子供たちと過ごして頂けると幸いです。
※小帯(しょうたい)とはː歯茎の間をつないでいる筋状のヒダのこと
●診療所の2階の改装が完了しました
診療所の2階の改装が完了し、メインテナンスコーナーが増えました。明るい雰囲気の2階でも皆さまのお口の健康をサポートしていきます!


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公開日2025/09/24