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今こそ考えたい「自分の歯」。 矯正は健康寿命延伸にも

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歯科医師 木村文彦
昨年11月、鶴岡八幡宮にほど近い小町通りにオープンした「ハチマンデンタルクリニック」の院長・代表
東京医科歯科大学歯学部卒業、スウェーデンイェーテボリ大学インプラント研修終了。ワンラブデンタルクリニック(横須賀市)、オールスマイルデンタルクリニック(横須賀市)理事長。
所属学会:日本臨床歯周病学会・日本歯周病学会・日本歯内療法学会ほか

「中高年だからといって矯正が手遅れということはありません」と語るのはハチマンデンタルクリニックの木村院長。

歯並びが悪く、上下の犬歯の位置がずれていると、歯ぎしりなどで奥歯に大きな負担がかかり、歯を失う原因になることも。また歯間に歯垢が溜まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まるそう。「良い歯並びは見た目のみならず、歯の健康寿命を延ばすことにもなります」(木村院長)。

痛みに弱い人向きの「マウスピース矯正」

矯正にはワイヤーやマウスピース矯正があります。歯一本一本に金具などをつけるワイヤーより、今注目されているのが、目立ちにくく、取り外しもできる「マウスピース矯正」です。木村院長はマウスピース矯正歴17年のプロフェッショナル。矯正相談は無料なので、気軽に相談してみるのもおすすめです。

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「マウスピース矯正は、食事時は脱着できるので、ワイヤーに比べて痛みに弱い人向きです」と、木村院長

大人の歯列矯正のメリット

歯は1本1本役割があります。例えば犬歯。一番歯根が長く頑丈で重要な歯なんです。例えば歯ぎしりしたときに奥歯を離開させてあげる役割を果たします。この犬歯と犬歯が歯並びが悪くて当たっていないことを、上顎前突と言います。いわゆる出っ歯のことです。また、切端咬合(せったんこうごう)や反対咬合、いわゆる受け口などで上下の犬歯が離れていると、歯ぎしりなどで奥歯に大きな負担がかかっていきます。奥歯に強い力がかかればかかるほど、歯周病の補助因子になってきます。

また、歯並びが悪いことで歯ブラシが行き届かず、歯周病につながることもあります。歯周病から奥歯が急にぐらぐらし始めることも。歯周病は中高年から発症するリスクが高くなりますが、正常咬合であれば、全体的に力を分散してくれます。良い歯並びは、見た目のみならず、歯周病予防にもつながり、しっかり噛めることは健康寿命を延ばすことにもつながります。
大人の矯正は、50代、60代でも遅いことはありません。

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<矯正期間は>
矯正経験があるが後戻りしてしまった、1本だけ矯正したいなど軽度の矯正の場合は、半年程度。中程度は1年半。抜歯が必要になる全体的な矯正の場合は、2年ぐらいかかります。矯正の治療費は、30万~100万。定期的な再診・調整料が7480円(1回あたり)かかります。

<矯正相談>
当院では、歯科衛生士による無料の矯正相談があります。矯正部位、料金、期間などについて細かく提案させていただきます。

マウスピース矯正のメリットは

ワイヤー矯正は歯一本一本に金具をつけるので、食事の食べ残しが金具と歯の間に残る上に、歯磨きもしにくくなる半面、マウスピースは食事、歯磨き時には取ることができるので、しっかり歯磨きができます。

人生100年時代:きれいな歯並び・嚙み合わせで、人生を豊かにしてみませんか。

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日本の伝統的な暖簾(のれん)のデザインのエントランス
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和テイストの落ち着いた雰囲気の治療スペース
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公開日2025/09/24

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