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鎌倉エフエムと考える〝今すぐ〟できる、みんなの防災対策

今年7月31日に太平洋沿岸に発表された「津波警報」は記憶に新しいところ。

三方を山に囲まれ、海にも面している「鎌倉」で防災は生活の一部です。「もしかまプロジェクト」の旗振り役でもある鎌倉エフエム放送では、「もしもにつよいわたしになる」をテーマに、毎週土曜日9時15分~、防災番組を放送中。今回は過去のアーカイブの中から「暮らしの中で今すぐできる備えのポイント」を中心に紹介します。

鎌倉エフエムと考える〝今すぐ〟できる、みんなの防災対策

備えあれば憂いなし!「もしも」のために暮らしの中で備えるポイント

鎌倉エフエムと考える〝今すぐ〟できる、みんなの防災対策

キッチンを「安全な場所」にする!

キッチンの防災対策は、地震などの災害時に怪我や被害を減らすためにとても重要。特に、包丁やガラス製品、重い食器などは、落下すると危険なため、収納方法や固定方法を工夫する必要があります。あなたの家のキッチンは安全な場所ですか。
次の5つのポイントでチェックしてみて!

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高い棚にはタッパー、ラップ、ビニール袋など、落ちても割れにくいものを。重たいものはキッチンの下へ

災害時に役立つ「小銭」を準備しておく!

 災害時には、停電やネットワーク回線のトラブルなどで、キャッシュレス決済が利用できなくなるリスクが高いと言われています。また、いざ現金を下ろそうと思っても、使えるATMが近くにない場合もあります。
公衆電話で利用できる10円玉、その他100円、500円玉といった小銭の準備を。ちなみに、1万円札は「お釣り」が出なくて使えないこともあります。

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たくさんの小銭を財布に用意しておくのには限界があります。コインケースに金額毎に分けておくと便利です

妄想ウォーキングをしてみよう

 ハザードマップは1つの指標なので、マップを見ただけで「安全か危険か」を判断するのではなく、自分の家の周辺を、地震が来たら? 豪雨になったら? 倒壊しやすい場所は? と妄想しながらお散歩してください。
マップではわからない「高低差」が見えてくるかも知れません。

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私のまちの緊急情報を収集するには?

 鎌倉市・藤沢市・逗子市では、あらかじめ利用登録された携帯電話やパソコンに、緊急情報などをメール
で配信してくれます。

【鎌倉市】気象警報等の防災情報や防災行政用無線で放送される内容などをメール配信
鎌倉市公式サイト>>https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/sougoubousai/haishin0001.html

【逗子市】防災行政無線で放送される情報などをメール配信
逗子市公式サイト>>https://www.city.zushi.kanagawa.jp/kurashi/bosai/1001616/1001617.html

【藤沢市】防災情報などを随時配信。また、災害発生時は、避難所の開設状況などを確認できる「ふじさわ防災ナビ~防災インフォメーション」も活用して
ふじさわ防災ナビ>>https://bosaiinfo.city.fujisawa.kanagawa.jp/

鎌倉エフエム「もしかまプロジェクト」って?

「もしもにつよいかまくらをつくろう」を合言葉に、自助力向上と鎌倉の地域防災力強化を目的として2022年に結成されたプロジェクトチームが「もしかまプロジェクト」です。

毎年2月に、アウトドア×防災イベント『もしかま』を、鎌倉市内各所で開催しているほか、鎌倉に拠点を構える各アウトドアブランドや、地域企業、町内自治会、行政などと連携し、防災スキルを楽しみながら習得し、暮らしのなかで防災を実践できる方法を番組を通じて発信しています。

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今年2月に開催された「もしかま2025」のポスター

【もしもにつよいわたしになる! もしかま!】毎週土曜日9:15〜放送中!

「備えあるアソビを暮らしにカスタム!」が合言葉! 楽しみながら防災も叶える暮らしのヒントを紐解くラジオ番組です。番組のアーカイブはメディアプラットフォーム「Note」で!

「Note」>>https://note.com/good_morning_828/

鎌倉エフエムと考える〝今すぐ〟できる、みんなの防災対策

東日本大震災の時、陸前高田市では、ハザードマップで安全とされているところでも大きな津波被害がありました。“想定外”を想定して、防災の自
助力を上げていくには、日頃の暮らしのなかのちょっとした防災意識がとても大切です。

「絶対」は絶対にありません。楽しく妄想を膨らませ、日常生活の行動パターンを見直してみましょう。

鎌倉エフエム放送では、7月の津波警報を受けて、臨時放送を行いました。
もしもの時こそ、ラジオの存在意義が問われます。毎日の放送を楽しいものにしていくこと。私たちも、そこから、非常時に備えていきたいと考えています。
皆さんもぜひ、日常からラジオを楽しむ時間をつくってみてください!

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公開日2025/08/27

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