湘南・鎌倉エリアのフリーペーパー
地元・おでかけ情報を発信する生活情報紙

鎌倉市の景観重要建造物がカフェに/MOKICHI KAMAKURAオープン

鎌倉市の景観重要建造物がカフェに/MOKICHI KAMAKURAオープン

昨年12月、「湘南ビール」でおなじみの湘南唯一の蔵元、『熊澤酒造』が手掛けるダイニングレストランが長谷にオープンしました。

藤沢から鎌倉・長谷に向かって大仏坂トンネルを抜けるとすぐ左手。昭和レトロ感漂うスクラッチタイル貼りの廃墟(失礼!「洋館」)を見て「これって何?」と思っていた人も多いのではないでしょうか。
もともとは戦前に建築されたという「神奈川県営湘南水道鎌倉加圧ポンプ所」で、1965年に役目を終えたのち、鎌倉市が神奈川県から借り受けて「大仏坂体育館」として長い間活用されてきた建物です。2002年に閉館してから昨年まで手付かずの状態だった歴史的建造物ですが、2016年に熊澤酒造が譲り受け、2019年には鎌倉市景観重要建築物等に指定。昨年12月には同社が「MOKICHI KAMAKURA」としてレストランをオープンしました。

高い天井と頑健な梁が歴史とノスタルジーを感じる佇まいに

記事画像
モダンなインテリアが白を基調にした歴史的建物に見事にマッチ
記事画像


正面奥の半地下にはキッズコーナーがあるファミリースペースも

記事画像
シンボリックな正面階段は当時の面影をそのまま残しています
記事画像
正面階段を上がった2階には大きなテーブルのグループ席もあります


広々としたホールにはオープンキッチンが配置されています インテリアもノスタルジックで、どこを切り取ってもフォトジェニック!!

記事画像
大仏坂トンネル沿いにはテラス席も
記事画像
緑に囲まれた落ち着いた雰囲気

料理のコンセプトは「蔵元料理」

昨年12月にオープン後、アラカルトメニューが徐々に増え、4月からディナーもスタートした「モキチ鎌倉店」。料理のコンセプトは、料理の国籍やジャンルにとらわれず、蔵元らしい発想で生み出していく「蔵元料理」。店の山側にあるハーブガーデンで栽培されるハーブや野菜は毎朝収穫され、彩り豊かな料理へと変貌を遂げます。

記事画像
蝶がとまったハーブのプランターをイメージした「プラント」。コースのみに提供される一品。アラカルトは、マルゲリータ1800円、シラスのペペロンチーノ1500円など多彩。蔵元らしく酒粕チーズケーキ650円などのメニューも
記事画像
写真右はアジサイの季節にぴったりな「バタフライビー氷とミントソーダ」

敷地内のハーブガーデンでは約50種のハーブや野菜が栽培されています

取材に協力してくれたMOKICHI KAMAKURA ホールチーフ 中西巧さん

記事画像
藤沢から鎌倉・長谷に向かって大仏坂トンネルを抜けるとすぐ左手
記事画像
大仏のシルエットマークが目印

関連記事>>>注目の〈湘南・西湘エリア〉オープン施設情報・2023春はこちら

問い合わせ先Contact

公開日2023/06/01

関連記事