お口の健康コラム/vol.7幼児期の口腔機能発育について④
「診療所に関わる全ての人々の健康と幸せを保つこと」を理念に予防から治療まで将来を見据えた歯科治療を行う「湘南鎌倉歯科・矯正歯科」による健康コラム。第7回は歯科医師の千原晃先生が担当します。

暦の上では秋を迎えましたがまだまだ厳しい暑さが続きますね。
お口の中も夏の疲れが出やすい時期です。ぜひこの機会にお口のチェックもお忘れなく!
前回お話しした口腔発育の必要性。その中で私たちが最も重要視しているのが「舌」の機能です。舌は、飲み込む・話すといった基本的な機能に深く関与し、さらに睡眠の質にも大きな影響を及ぼします。この舌を適切に働かせるためには、「舌ぜっしょうたい小帯※1」だけに注目するのではなく、「舌小帯」「上じょうしん唇小帯※2」「下唇」や、その周囲の筋肉とのバランスが取れてい
ることが非常に重要です。
これらの位置や厚みによって、口周りの筋肉のバランスが崩れ、舌の運動機能や口腔機能全体に影響を及ぼすことも。そのため、むし歯チェックだけでなく、こうした小帯の状態もかかりつけの歯科医院で定期的に確認してもらうことをおすすめしています。特に乳幼児期や発育期には、早期の気づきと対応が口腔機能の健全な発達につながります。
なお、日本小児歯科学会のHPには、舌小帯切除に関する見解や提言が掲載されていますので、関心のある人はぜひ参照を。
※1:舌の裏にあるヒダ、※2:上前歯の中心にある筋
●診療所の2階の改装が完了しました
診療所の2階の改装が完了し、メインテナンスコーナーが増えました。明るい雰囲気の2階でも皆さまのお口の健康をサポートしていきます!


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公開日2025/08/26