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第1回/理学療法士・相原忠洋と思考する、身体「再生」哲学

身体に宿る身体に宿る「用の美」 ~工芸品のように~

日本には、日々の暮らしの中で美しさを育む「工芸品」という文化があります。陶器や漆器、染織、木工、金工、竹細工など、人の手で作られ、使い込むほどに味わいを増すものたち。素材や技法は多岐にわたりますが、共通しているのは「実用的でありながら、美しい」ということ。

佇まいが美しい茶碗や湯呑み、皿や器、椅子など、これらを日常の生活で実際に手に取り、使い続けることで感じる魅力や味わい、これが日本独特の価値観である「用の美」です。これは、私たちが昔から持つ美意識の表れ、価値観のひとつでもあります。

人の身体には、歩んできた人生が刻まれています。具体的には、その人独自の「身体の使われ方の傾向」が見て取れます。人生は歳を重ねるにつれ深みを増しますが、人の身体はその傾向が徐々に強まり、痛みや不具合となって表れてきます。

いつまでも健やかであるには、その傾向が強くなる前に整えておきたい。それは身体の「使われ方の傾向」を和らげ、協調性を最適化し、使ってこそ美しい身体を構築すること。無理のない姿勢、効率的な動作、穏やかな呼吸。それらが整うとき、身体は静かに、美しく、動き始めるのです。そうすれば、より積極的に「主体的な人生」を求めることができる……これこそが、身体が本来持つ「用の美」を再び宿す、ということに他なりません。

 単に鍛えるでも、痩せるでも、ほぐすでもない。膨大な臨床経験と世界水準の技術を以て、「用の美」という価値観を具現化する、それが私たちが考える「リジュビネーション(再生)」です。

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相原忠洋リジュビネーションサロン鎌倉
代表取締役 理学療法士 相原 忠洋

近ごろ気になる些細な不具合…それは身体が発する “小さな声”。そんな時には遠慮なくご相談ください。

理学療法士 相原さんが代表を努める「相原忠洋リジュビネーションサロン鎌倉」は理学療法士と看護師によるボディコンディショニングサロン。
医療従事者のプロとして、適切なアドバイスと施術を行っています。
「用の美」コース 「痛みケア」コース 「パーソナルリハビリ」コースなど各種コースあり。初回60分は “身体精査カウンセリング”無料です。

地域の人々の健康に寄与することも大切な役割のひとつと考え、無料の健康講座を開催するなどしています。

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公開日2025/05/27

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