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《編集部厳選》湘南大人の“夏”のイベント

コロナが第五類に移行して2度目の夏。湘南にもようやく今まで通りのにぎやかな夏が到来しそうですね! 夏休みは子供も大人も楽しめるイベントが盛りだくさんですが、編集部ではその中から、大人が楽しめる湘南エリアの行事をピックアップしました。

1)アルフォンス・ミュシャ展 8/25(日)まで
2)湘南ひらつか七夕まつり 7/5(金)~7(日)
3)茅ヶ崎海岸浜降まつり 7/15(月・祝)
4)第17回藤沢宿・遊行の盆 7/25(土)~28(日)

《編集部厳選》湘南大人の“夏”のイベント

1)華麗で優美なミュシャ作品が茅ヶ崎に/茅ヶ崎市美術館で「アルフォンス・ミュシャ展」

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Ⓒ《夢想 シャンプノア》 1897年 OGATAコレクション

19世紀末~20世紀初頭、ヨーロッパで花開いた芸術様式「アール・ヌーヴォー」を代表する画家、アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)の作品展覧会が茅ヶ崎市美術館で開催されています。ミュシャの作品は、さまざまな広告にも使われていて、何とも言えない不思議な空気感が魅力的。植物文様で彩られた優雅な女性像は没後80年以上経った今でも多くの人を魅了しています。

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左)Ⓒ《ジスモンダ》1895年 OGATAコレクション、右)Ⓒ《椿姫》1896年 OGATAコレクション

チェコ出身のミュシャが時代の寵児となったのは19世紀末のパリ。彼が描いた舞台女優サラ・ベルナールの演劇「ジスモンダ」の宣伝ポスターが大評判となり、画家のみならず、デザイナーとしても輝かしい足跡を残しました。

本展ではポスター、装飾パネルをはじめ、デザイン集、ポストカード、切手、紙幣、商品パッケージなど多様な作品を展示することで、ミュシャの生涯に迫ります。

2)湘南ひらつか七夕まつり7/5(金)~7(日)10:00~20:00(最終日19:00まで)

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中心街には300本以上の七夕飾りが掲出されますⒸ平塚市観光協会

湘南の夏を彩る豪華絢爛な大型飾りが湘南スターモールや紅谷パールロードに掲出される「平塚の七夕まつり」は、戦後商業振興策として始められたもので、活発な商業力に裏づけられた日本一といわれる七夕飾りの豪華さに特色があります。
中心街には約500本、特にメーン会場である「湘南スターモール」は絢爛豪華な飾りが通りを埋め尽くします。中には、10mを超える大型飾りもあり、活躍中のスポーツ選手や人気の動物、キャラクターなどの流行り取り入れた飾りも大きな特徴です。
七夕おどり千人パレード(7/5<金>午前10時30分から湘南スターモールで)のほか、見附台公園(神奈川県平塚市見附町16)での平塚商工会議所や平塚青年会議所によるイベント、飲食販売ブースや露店の出店が予定されています。またひらしん平塚文化芸術ホールでは、市民団体がステージでパフォーマンスが披露されます

3)茅ヶ崎海岸浜降祭 7/15(月・祝) 早朝4:00ごろ~8:00ごろ

茅ヶ崎に夏の到来を告げる暁の祭典「浜降祭」。毎年、7月第3月曜日(祝・海の日)に茅ヶ崎西浜海岸で開催されています。夜明けとともに茅ヶ崎市と寒川町の各神社から、大小合わせて約40基の神輿が集まり、「どっこい、どっこい」という相州神輿独特の掛け声も勇ましく、砂浜狭しと乱舞する光景は壮観です。
「茅ヶ崎海岸浜降祭」は、昭和53年に神奈川県の無形民俗文化財に指定され、57年には『かながわのまつり50選』にも選ばれています。

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「神奈川県の無形文化財」に指定されている浜降祭

<浜降祭の由来~茅ヶ崎市役所HPから>
 今から170年ほど前の天保9年(1838)、寒川神社の神輿が例年春に行われる国府祭(こうのまち)【大磯町国府本郷】に渡御した帰途、相模川の渡し場で寒川の氏子が争いを起こし、川に落ちて行方不明になってしまいました。その数日後、南湖の網元である孫七さんが漁の最中にこのご神体を発見し、寒川神社に届けたことを契機に、毎年同神社の神輿が、そのお礼のため南湖の浜に赴き、「禊(みそぎ)」をするようになったと言い伝えられています。

 一方、江戸時代後期に幕府がまとめた『新編相模国風土記稿』によると、鶴嶺八幡宮では、寒川神社のお礼参りよりずっと古い時代から、心身の罪や穢れを清める「みそぎ」の神事を行うため、毎年、浜辺への渡御が行われていたとあります。

 このように両神社の伝承は、古くから語り継がれ、それが後世になって合体して定着し、その後明治9年(1876)にこれまで旧暦の6月29日に行われていた「みそぎ」神事を新暦の7月15日と定め、名称も”浜降祭”と呼ばれるようになりました。
また、平成9年(1997)には、例祭日を7月20日に変更しましたが、祝日の改正に伴い平成
16年からは7月海の日(第3月曜日)に例祭日が再度変更となりました。

【浜降祭のみどころ】
●茅ケ崎駅北口ロータリー●
神輿3基が駅前ロータリーに集まり、ロータリー内を練り歩きます。夜の暗いうちから明かりを灯し、掛け声が駅前で反響しながら、練り歩く姿は、圧巻。
【時間帯】2時~3時頃
【神 輿】本村 八坂神社、十間坂 第六天神社、新町 嚴島神社

●南湖中央交差点(茅ヶ崎市南湖4-6)●
南湖や柳島など神輿が集まり、鉄砲通りを練り歩きます。神輿担ぎながら、日の出を迎える姿は、暁の祭典の醍醐味。
【時間帯】4時~5時頃
【神 輿】鶴嶺地区神輿、茅ヶ崎地区神輿、南湖地区神輿

●茅ヶ崎西浜海岸(茅ヶ崎市南湖6-18-7)●
34社(39基)の神輿が一同に会し、祭典を行います。神輿が海に入る姿も見られ、「どっこい、どっこい」という相州神輿独特の掛け声も勇ましく、砂浜狭しと乱舞する光景は壮観。御輿が海岸で禊をするのは、入場時の5時から7時の間と、式後御輿が帰路に出発する(=お発ち)8時頃ですが、通常お発ちの際に海に入ることが多いので、8時頃がおすすめ。また、天候によっては海に入らない場合もあります。
【時間帯】5時~8時頃(祭典は、7時~8時頃)

▼観光情報 ちがさきナビ
https://www.chigasaki-kankou.org/event/hamaori/

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夜明けとともに市内と寒川町の各神社から、大小合わせて多数の神輿が茅ヶ崎西浜海岸に集まり、海岸でみそぎを行います。

4)第17回藤沢宿・遊行の盆 7/27(土)~28(日)

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盆踊りのルーツといわれ、藤沢の時宗総本山・遊行寺に伝わる「踊り念仏」。そのゆかりの遊行寺や藤沢駅北口で、藤沢商工会議所が中心となって開催している盆踊りのイベントです。大盆踊り大会や流し踊りのほか、西馬音内盆踊り、郡上おどり、阿波おどりの日本三大盆踊の競演にも注目です。

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盆踊りステージや屋台村など登場。浴衣姿で満喫して

遊行寺に伝承されている踊り念仏は、鎌倉時代に時宗の一遍上人が全国を念仏を唱えてまわった際、念仏を唱えているうちに弟子が突然踊りだし、見ていた民衆もこれにならって踊り出したというのが始まりで、各地の文化・特色が盛込まれて、盆踊り・民俗芸能の起源になったと考えられています。

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公開日2024/06/26

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