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~箱根の新名所~自然の中のミュージアムパーク「はこにわ」がオープン!

~箱根の新名所~自然の中のミュージアムパーク「はこにわ」がオープン!

箱根町芦ノ湯にある「箱根ドールハウス美術館」を含む広大な敷地が今年4月、ミュージアムパーク「はこにわ」として生まれ変わりました。
既存のドールハウス美術館はもとより、ミュージアムショップ、コンドミニアム、カフェもオープンし、乗車できるというミニ機関車や、レンタルできる名車「ミニコブラ」も展示されていると聞き取材に行ってきました。

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案内してくれた学芸員の小山雅樹さん。事前予約すれば学芸員のギャラリートークが可能なときもあるそう

大人も子供も夢中になれるおもちゃ箱のような世界~箱根ドールハウス美術館~

2015年に閉園した「箱根町立芦之湯フラワーセンター」の温室などの施設を利活用して「箱根ドールハウス美術館」がオープンしたのは2017年。リニューアルされて生まれ変わった同美術館には、館長である新美康明さんが所有するミニチュア美術工芸品のプライベートコレクションが展示されています。
ドールハウスとは「小さな家」を意味していて実物の12分の1サイズが基準。16世紀中頃、ドイツの貴族が娘のために職人に作らせたのが始まりだそう。
この美術館では、世界の2大プライベートコレクションといわれたヴィヴィアン・グリーン・コレクションとモッツ・ミニチュア・コレクションをはじめ、アメリカ、ヨーロッパ、日本のアンティークから現代作家の作品まで世界各国100以上のドールハウスが所蔵されています。

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〈ハスケルハウス〉200年以上前に作られた「ハスケルハウス」。バロック&ロマネスクの内装が見事なドールハウス
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〈文豪トーマス・ハーディーの生家〉茅葺屋根の家を内外装ともに忠実に再現された「トーマス・ハーディーの生家」

▼1930年代初期アイオワ州オコボジ湖に実際にあった店の1914年頃の様子を再現した「モッツ雑貨店」

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ハンドメイドのミニチュアをはじめ、体重計、雑貨店の中の郵便局などなど実に精巧
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店内には大阪のシンボル「幸福の神様 ビリケンさん」や、日光東照宮の三猿もいるのでチェックしてみて!

▼「モッツ・ミニチュア・コレクション」から1930年代初期の作品「デモイン・バンガロー」

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モッツ夫妻が住んでいたアイオワ州デモインの家。四方向から観賞できる世界的に珍しいタイプのドールハウス
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暖かな光に包まれたリビング
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精工なだけでなく、まるでつい先程まで誰かがいたような雰囲気

▼昭和レトロな日本のドールハウス

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昭和レトロ感たっぷりの日本のドールハウスも実に巧妙なつくりに…
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映画「男はつらいよ」の舞台となった、団子屋「くるま菓子舗」

小さな電子ピアノの演奏会も開かれる「ミュージアムショップ」

ドールハウス制作キットや、関連書籍、輸入ミニチュア小物が勢ぞろいするミュージアムショップ。中央の電子ピアノでは、シーズンごとに演奏会も開催されるそう。

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ドールハウス制作キットや、関連書籍、輸入ミニチュア小物が勢ぞろいするミュージアムショップ
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中央の電子ピアノでは、シーズンごとに演奏会も開催されるそう

ミニ機関車や名車「コブラ」の展示も

施設内には、乗車できるミニ機関車「SLピクシー号」や、1960年代に一世を風靡した名車ACコブラの復刻版「ミニコブラ」が2台停まっています。ミニコブラはレンタカーとして貸出も開始するそうです。

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ミニ列車SLピクシー号は、11時から1時間に1回の運行。大人300円、小学生以下100円
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公道走行可能な「ミニコブラ」。今後、レンタカーとして利用ができるようになるそう(2時間プラン1台6500円)

アート空間に泊まれるコンドミニアム「はこヴィラ」

1組しか泊まれない一棟貸しコンドミニアム「はこヴィラ」を併設。収容人数は最大5人まで。室内には館長がセレクトした絵画作品も展示されています。

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箱根ドールハウス美術館の裏手にオープンした、コンドミニアム「はこヴィラ」
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完全貸切の一棟貸し宿泊施設。室内に飾られた絵画作品は銀座で40年以上の歴史を持つ画廊オーナーの経験を持つ館長がセレクトしたもの。購入も可能だそうです。

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公開日2023/06/03

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