湘南・鎌倉エリアのフリーペーパー
地元・おでかけ情報を発信する生活情報紙

2025年3月8日、横浜美術館リニューアルオープン

大規模改修工事で2021年3月から休館していた「横浜美術館」が今年3月8日、4年ぶりに全館リニューアルオープンしました。

編集部ではリニューアルオープンに先駆けて、記者内覧会に参加。新しく生まれ変わった横浜美術館の魅力を紹介します。

2025年3月8日、横浜美術館リニューアルオープン

新しくなった横浜美術館。リニューアルポイントは「思い思いに過ごせる入場無料エリア」

横浜美術館を象徴する1階「グランドギャラリー」を中心とする大空間が、より自由で開かれた無料エリアとして生まれ変わりました。建物の石材の色から採ったさまざまな“ピンク色”を配色したグランドギャラリーには「いろいろな人が思い思いに過ごせる空間になるように」という願いが込められているそうです。

記事画像
吹き抜けの大空間、グランドギャラリー中心にある「まるまるラウンジ」
記事画像
グランドギャラリーの左右の大階段には無料でくつろげる「じゆうエリア」が配置され、彫刻の近くで座ってくつろげるスペースに
記事画像
「じゆうエリア」の“くつぬぎスポット”

横浜美術館リニューアルオープン記念展「おかえり、ヨコハマ」

記事画像
伝 ペーター・B.W.ハイネ作/ペルリ提督横浜上陸の図 1854年以降横浜美術館蔵

オープンを記念してリニューアルオープン記念展「おかえり、ヨコハマ」が開催されています。
みどころは4つ。
①「横浜」の歴史を縄文時代から現代までを取り上げ、作品を通して深掘り
②開港前に暮らした人びと、女性、子ども、さまざまなルーツを持つ人々に注目
③セザンヌ、ピカソ、マグリットや奈良美智などコレクションの名作が勢ぞろい
④子どもも大人も楽しめる展示コーナーやたくさんのしかけ
8つの章に分かれた展覧会構成が特徴。子どもも大人ものんびり楽しめる何度も、そして気軽に立ち寄れる美術館です。

記事画像
<第1章 みなとが、ひらく前>縄文期から広義の横浜市域に暮らしていた人びとがつかっていたモノ、遺したモノを「女性」「子ども」などのテーマに沿って紹介
記事画像
<第2章 みなとを、ひらけ>開港直後から始まる横浜の遊郭の歴史などをたどったコーナー
記事画像
<第3章 ひらけた、みなと>開港後、外国人向けのみやげものなどとして、多くの絵画、工芸品がつくられました
記事画像
第8章 いよいよ、みなとが、ひらく> 横浜美術館の象徴するコレクションの一つ「奈良美智 作<春少女>2012年、横浜美術館蔵」。この章では、子どものためにセレクトした作品が見やすく展示されています
記事画像
子どもの目線で楽しめる「ルネ・マグリット 作<王様の美術館>1966年、横浜美術館蔵」

横浜美術館リニューアルオープン記念展 おかえり、ヨコハマ

会期:2025年2月8日(土)~6月2日(月)※3/21(金)と木曜日は休館
主催:横浜美術館、神奈川新聞社、tvk(テレビ神奈川)
協力:みなとみらい線、国立映画アーカイブ、株式会社イルカ、株式会社ルーヴィス
特別協力:横浜市歴史博物館、神奈川県立歴史博物館
《観覧料》
一般1,800円/大学生1,500円/高校・中学生900円/小学生以下 無料
※有料20名以上の団体割引料金あり

公開日2025/02/27

関連記事