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9/23(月・振休) 勇壮で華麗な、鎌倉武士の馬術 天下泰平を祈願する「流鏑馬」鎌倉で開催

9/23(月・振休) 勇壮で華麗な、鎌倉武士の馬術 天下泰平を祈願する「流鏑馬」鎌倉で開催

武家の古都・鎌倉から、流鏑馬の魅力を発信している「公益社団法人 大日本弓馬会(鎌倉市)」が、9月23日(月・振休)、「鎌倉教場流鏑馬」を開催します。これは、文化庁・日本芸術文化振興会による「令和6年度 日本博2.0事業」の委託を受けて実施するもので、勇壮で華麗な古式馬術は圧巻です。
全長220mの流鏑馬専用馬場を有し、常設の施設として日本最大規模を誇る鎌倉教場。全速力で駆ける馬の姿や、馬上から射手が矢を放ち、その矢が的を射抜く瞬間を、馬の息遣いが聞こえてくるほどの距離で観戦できます。

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多くの観客を前に的を狙う射手。射手は脚で馬体を挟まず、鐙(あぶみ)をよく踏み、鞍(くら)から紙一重で腰を浮かす「立ち透かし(たちすかし)」という技を駆使して騎乗

当日は、馬上で行う天長地久の式などの儀式が行われた後、厳しい修業を積んだ射手たちが3つの的めがけて騎射。張り詰めた空気の中、リズミカルに速度を上げる騎馬の姿や、的を射貫く迫力など、馬場本から馬場末までの観覧位置で、見え方も楽しみ方もさまざま。

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1走につき3つの的に挑む流鏑馬。鏑矢が的中するたびに、客席からは「おお!」という歓声が上がり、惜しくも外れると「ああ!」という嘆息がもれます

観覧無料の「立ち見」スペースのほか、当日会場で1000円以上の寄附を行うと「寄附席」(限定350席の予定)が利用できます。

流鏑馬終了後には、出場した射手との交流や馬との触れ合いのほか、化展示エリアでは、能楽、鎌倉彫、鎌倉時代の食文化、鎌倉発祥の喫茶文化が体験できます。また、流鏑馬終了後には、子ども引馬体験、射手との交流会なども予定されています。

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古式ゆかしい騎手装束を身にまとい、疾駆する馬上から矢を放つ姿は見応え十分
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流鏑馬終了後は、射手と交流できる時間も設けています
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馬とのふれあい体験
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「鎌倉能舞台」による能面体験など

9/23(月・振休) 第2回 鎌倉教場流鏑馬

大日本弓馬会・鎌倉教場は9月末日で移転します。本鎌倉教場で最後になる流鏑馬を、この機会にお見逃しなく。

日時 9月23日(月・振休)10:00開始 9:00開場※雨天決行(荒天の場合は一部省略)
会場 大日本弓馬会「流鏑馬鎌倉教場」鎌倉市梶原 ※駐車場なし
開催概要 
9:00 開場・文化展示スタート(能楽、鎌倉彫、鎌倉時代の食文化&喫茶体験など)
10:00 流鏑馬(11:50終了予定)
12:00 体験ワークショップ(子ども引馬・馬エサやりなど)
12:50 大鎧騎射デモンストレーション
13:00 射手との交流会(13:45閉場)

◎流鏑馬の観覧は、当日受け付けの「立ち見」と「寄附席(1人1000円以上)」を用意(いずれもスペースに限りがあります)。また流鏑馬の実況放送や解説は、日本語と英語で実施予定
《令和5年度 日本博2.0事業(委託型)》
日本博2.0事業は、2025大阪・関西万博を契機に、多くの外国人に訪日してもらうことを目指しています

問い合わせ先Contact

0467-24-3600

http://yabusame.or.jp/

公開日2024/08/29

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