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「もしも」に備える!防災特集~災害を知って学んで備えよう~

南海トラフ地震臨時情報の発表、超巨大台風「サンサン」の日本上陸などは記憶に新しいところ。今回のLienでは、「体験」と「備蓄」をテーマに、いざ災害が“自分ごと”になったとき、慌てず行動できるよう、知っておきたい情報をお届けします。

防災用品が避難の妨げにならないよう、できれば7日分の備えを段階的に準備しよう

防災用品の持ち出しで安全に行動できる荷物の重さは、男性で15㎏・女性で10㎏が目安と言われています。〝もしも〟に備えた防災用品。いざ避難となった際に、重すぎて逃げ遅れることがないよう、避難となった際に1日程度過ごすために持ち出す「1次防災グッズ」、ライフラインが復旧するまでの間、生活できるための「2次防災グッズ」に分けて保管しておくことがポイント。
1次ならリュックサックなどの〝背負えるもの〟にまとめ、2次なら最低でも3日分、できれば7日分の備えが推奨されています。

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災害時あると便利な日用品

我が家で必要な防災用品は「東京備蓄ナビ」でチェック

東京都が開設しているWEBサイト「東京備蓄ナビ」では、家族構成(性別・年代)や住まいの種類(戸建て・集合住宅)などの質問に回答すると、その人に適した備蓄品目・数量の目安がリスト化されます。またサイトでは、冷蔵庫の野菜や缶詰など、普段も食べている日常備蓄品を使った献立や防災用品の収納術なども紹介しています。

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「東京備蓄ナビ」WEBサイトでは、防災や備蓄に関するリンク集も掲載
https://www.bichiku.metro.tokyo.lg.jp/

わがまちの緊急情報を収集するには?

藤沢市・鎌倉市・逗子市では、あらかじめ利用登録された携帯電話やパソコンに、緊急情報などをメールで配信してくれます。詳細は下記二次元コードから確認を。

【藤沢市】
防災情報などを随時配信。また、災害発生時は、避難所の開設状況などを確認できる「ふじさわ防災ナビ~防災インフォメーション」https://bosaiinfo.city.fujisawa.kanagawa.jp/ も活用して

【鎌倉市】
気象警報等の防災情報や防災行政用無線で放送される内容などをメール配信

【逗子市】
防災行政無線で放送される情報などをメール配信

入館無料の「防災情報・体験フロア」でもしもに備えてシミュレーション

大規模な広域災害発生時における県の応急活動を行う中央基地としての役割を担う「神奈川県総合防災センター」。その1・2階「防災情報・体験フロア」では、津波・土砂災害や浸水害をVR(仮想現実)で体験したり、地震の揺れや強風を体験でき、防災への関心が高まります。

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神奈川県総合防災センター
2階「防災情報・体験フロア」では最大震度7までの地震を3方向の揺れで再現する「地震体験コーナー」など、様々な災害を体験し、防災意識が高まります。

【編集後記】
人の生存率が急激に下がるのは、3日と言われていて、その間に国や自治体の支援が届かない場合がほとんどだそう。自分の身をしっかり守る「自助」、次に周りの人と助け合う「共助」を考える必要があります。
この自助共助に必要な情報や体験ができるのが、「神奈川県総合防災センター」です。今回の体験は、震度7の揺れに恐怖を覚え、プライバシーの確保が大切な避難所の環境を知り、災害を“自分ごと”として考えるきっかけになりました。(編集部M)

編集部の体験レポートを掲載

9月1日の「防災の日」、リアン若手編集部員が、神奈川県総合防災センターを訪問しました。この体験レポートは、リアンWEBサイトで紹介しています。

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公開日2024/09/24

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