10/9(月)迄 ガラスと光の饗宴/アール・ヌーヴォー&アール・デコ展
美術史上、最も美しい時代のガラス作品と称される作品が一同に会する
「ガラスと光の饗宴 アール・ヌーヴォー&アール・デコ展」が みらい美術館で開催されます。
アール・ヌーヴォーは、自然の美しさをイメージしたアーティスティックなデザインが特徴的。繊細で美しい曲線や植物モチーフを多用し、代表作家としてドームやガレが上げられます。
一方、アール・デコは、都会的なデザインで知られ、幾何学的なパターンや対照的なモチーフ、そして芸術と工業が融合したデザインが特徴。ラリックが最も著名な作家と言えるでしょう。
どちらもガラス作品に置いて独自のスタイルを確立し、その美しさと芸術性が多くの人に愛されています。
同展覧会ではランプや花器など約50作品を展示。アール・ヌーヴォーとアール・デコのガラスの美しさをじっくり堪能できます。
ガラスと光の饗宴 アール・ヌーヴォー&アール・デコ展
2023年5月26日(金)~10月9日(月・祝)
開館時間:午前10時~午後5時(入館は閉館の30分前まで)
開館日:毎週金、土、日、祝日
入館料:一般:800円、学生・生徒:600円、シニア(60歳以上):600円、団体(10名以上):1人600円、
中学生以下無料、障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料(学生。シニア・障害者料金は証明書提示時のみ適用されます)
特別企画室では戦後のフランス芸術界を代表する画家ベルナール・ビュッフェの絵画の展示も。
みらい美術館は、ガラス工芸作品の収集家として知られる公益財団法人「鶴見輝彦育英会」の設立者鶴見輝彦氏(故人)の個人コレクションを公開している美術館。当初は「学校法人鶴見歯科学園〈現、みなとみらい学園〉」内で公開していましたが、多くの方々にガラス工芸に親しんでもらいたいと開設されたそう。
鶴見氏がガラス工芸作品を収集し、学生に公開していた背景には、歯科系専門職に求められる資質の一つとして、芸術的な要素、感性を重要視していたため。歯科技工とガラス工芸には「焼成、研磨、色調」等共通する要素があり、そこから「審美眼」が養われるとの考えがありました。事実、19世紀の著名なガラス工芸家の一人、アンジー・ルソー氏は歯科技工士でした。
美しいアール・ヌーヴォーのガラス工芸が身近で鑑賞できる美術館に、お散歩がてらふらりと出かけてみませんか。
みらい美術館 | |
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神奈川県横浜市西区高島1-2-15 みなとみらい学園ビル2階 | Googleマップ » |
開館時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで) |
045-222-8696
公開日2023/08/29